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【実話】私のコンサル大失敗の話

  
あなたを伴走支援するコンサルタント
わだちコンサルティングの林田です。


今日は、少し重めな話です(実話)。
そして、長いです。

ご興味のない方は適度でお願いします。

 


僕が最初のコンサル契約を頂いた時は
嬉しくて仕方ありませんでした。

その日の夜、興奮しすぎて、
眠れなかったのを覚えています。

 

※最初の契約というのは、
嬉しさのあまり浮き足立っており、
「大切な事」を見失っている事にさえ
気づいていませんでした。

 

初のコンサル契約の経緯は、まず、
飛び込み営業で出会った社長さんが
ある社長を紹介してくれたこと。

その紹介頂いた社長さんからご依頼を
いくつかいただき、その後に
「継続的にサポートでけへんのか?」
と言われ、コンサル契約の打診をし、契約。

そんな感じでした。


ベタもベタですよね。
最初はこんなものでしょう、なんでも。

 


僕が依頼を受けたのは、
・売上が積み上がる仕組みを作ること
・店長2人の教育
です。

2点とも僕の専門分野ですので、
僕の気持ちは前のめり感マックス。
できる限りの事を行いました。


そしていざ取り組みを開始すると、
初月から一気に売上がアップ。


最初の半年くらいで、
売上が40%ほど上がりました。

そして社長も喜んでくれました。

社長だけではなく、各店長さんも
「仕事がとても面白くなってきた」
と言われていました。

 


そして、その後はどうなったのか。

その状況が1年続きませんでした。


理由は、
「前から気になっていたこと」が
未解決のままだったという事です。

 


前から気になっていた事。

それは、
「社長に言いたくて言えず終いなこと」
でした。


何かと言うと、
社長は毎日、社長室で椅子に反り返り
タバコをバカスカ吸うばかりで、

店長の教育に加担することがいっさい
なかったのです。


いわば、教育は僕に丸投げ状態。

指示や指導も僕がほぼ代行状態で
社長は「林田くん、どうなっとる?」と、
店長じゃなく僕に確認するような状況。
(店長との接触に苦手意識がある様でした)

 


取引から半年ほど経過すると、
モチベーションが最大の状態であった
店長たちの意欲が続かなくなりました。

それだけではなく、
「うちの社長は〇〇なので・・・」と、
店長2人から社長のグチがこぼれてきました。

 

僕は最初のコンサル契約だったので、
この問題を社長に言うこともなく、
「自分だけで何とか収めてやろう」
と意気込んでしましました。

これが最大の問題です。


という事で、
社長ご自身は何ら変わることなく、
2年弱経過した頃。

取引を終えたいという事をこの社長から
連絡がありました。

 


最初は勢いよく取り組めていたし、
成果も伴っていました。

従業員さんたちの雰囲気も良かったです。

でも、、、1年後にはほぼ元通り。


社長さんは、自分に問題の火種があるとは
まったく思っていませんでした。

もしくは、思っていたかもしれないが
それをあえて言葉にしなかったか。

 


この社長さんは、
過去にもコンサル何社かに依頼を
した事があるそうです。

この社長が言っていたのは、
「どこも最初は成果が出るんだけど、
 それが長く続かない」
とのこと。


続かない事は分かっていましたが、
続かない理由を理解していなかった、
という事かもしれません。

 

 

僕は「伴走支援」のスタンスですが、
伝えなければならない事はしっかり
伝える様にしています。

でもその「伝えなければならない事」は、
僕の基準ではありません。

目の前の方が主役ですし、
「その方が望む結果、望むプロセス」を
しっかり理解したうえで、
その為に必要な事であれば伝えるという事です。

 


やはり組織というのは、
上の人が変わらないかぎりは、
絶えず成長していく事はありません。


僕は、ばんそうこうやパッチワークの様な
仕事はしません(応急処置みたいな)。

ベースアップとなり、
長期的にしっかり積み上がるような
支援をしています。

 

一時的に何とか凌がなければならない
状況のときは、もちろんその状況を
克服できる支援をさせていただきます。

ですが、それがメインとなってしまい、
長期的改善につながらない様な支援は
お互いに不幸になると思っています。

 


コンサルタントが、
「上の人が変わるしかない」というのは
いかがなものか?とは思いますが、

でも、「上の人が変わる事ありき」で
すべてが変わっていきます。

 


僕は、
「自分はしたい事じゃないけど
 林田に任せられるならお願いしたい」
という、
・代行的な依頼
・依存度の高い依頼
は、お受けしません。

「自分がさらに自分らしく振る舞える
 状況を作っていきたい」
という支援をさせて頂いています。


そして、共に成長し続けていくことが
基本の考えです。

 


経営者さんは、
いろいろと苦しい状況を経験されてます。

誰かに任せたい気持ちも分かりますが
そこで「誰かに変わってもらう」選択は
長期的に望ましい事ではありません。

 

いまの状況でいかに進み続ける状況を
見出すか。

僕はクライアントさんの社内リソースを
見出す事はしますが、
僕がリソースのうちの1つにはなる事は
お互いに望ましくありません。

 


長期的かつ良好な関係とは、
お互いに尊重し合うことができ、
お互いに主体性を発揮できている事だと
僕は思います。


という事に関しても、
来月に発売される2冊目の本にも
書かせて頂きました。
(予約ページが8割完成しました)

 

 

ビジネスにおいては、
今後ますます「関係性」の大切さが
増していくと僕は思います。


しかし、その関係性の中心は、
自分でしかありません。


相手に主体性を発揮してもらいたいと
望むのであれば、
まずは自分が主体的に取り組めているか。

 

僕はクライアントさんにとっては
2番手にすぎない立ち位置です。

1番手は常にクライアントさん。
クライアントさんがさらに輝くような
支援をさせていただきます。


これからもクライアントさんの
「本当はこれをこの様に実現したかった」
を形に変える支援ができるよう、
自分の力を磨き続けたいと思います。

 




伴走型コンサルタント 林田康裕

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