林田です。
ある方からお問い合わせが
ありました。
「良いスタッフが退職していく」
「でも、どれだけ考えてもその理由が
分からない」
「どうしたらいいですか?」
との事です。
お問い合わせで問題解決をすることは
できませんし、
「どうしたら」と言われても・・・、
僕は、この方が何をどうしたいのかは
分かりませんので、なんとも言えません。
ただ、起こっている物事については、
必ず何らかの理由が存在しています。
でも、その理由が分からない。
これはよくある事だと思います。
目の前で何かが起こっている。
でもその理由が分からなくなる。
その理由は意外と明確です。
考えられる理由としては、
・自分の思考のクセに気づけていない
・自分が客観的に物事を捉えられていない
・日常が当たり前になり、マヒしている
このどれかだと僕は思います。
・経験が、思考のクセを作りますし、
思考の領域を狭めていく事はよくあります。
・「自分がやってきた事=正解」となり、
他者を見る時も自分フィルターで判断しちゃう。
そんな事もよくあります。
・日常のまわりの肩のサポートに気づかず、
感謝の気持ちを伝えられていない事もあります。
自分では見えない。
けど、まわりの人は見えている。
こんな事は本当によくあります。
それを早く解消するには、
第三者目線からの意見を取り入れることは
最短での解決方法と言えます。
理由のない問題はありません。
「大きな理由」ばかり探しても、
見つからないかもしれません。
とは言っても、
小さな日々の積み重ねだけが理由という
訳でもありません。
総合的に判断しなければなりません。
理由が分からない、
という自分を認識する事はとても大切だし、
その認識こそが始まりだと思います。
その事実に向かおうとする事こそが
問題解決の第一歩だと僕は思います。
「分からない事さえ分からない」
この類のご相談は本当に増えています。
向き合わず、「仕方ない事」と諦めるか。
それとも、何としてでも解決に向かっていくか。
この違いは、1年後3年後に大きな開きに
なっていきます。
自分の現在地を知る事はとても大切ですね。