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「数字」より大切な「数字以外」の話

林田です。

 

人を雇っていない方には
ピンと来ない例えかもしれませんが、

雇っていなくても何か気付きがあるのでは、
と思う、実際にあった話です。

 

 

ある社長さんがいました。

社長お気に入りの営業マンが1人いました。

 

営業マンである彼はとにかく行動が早く、
仕事も取ってきます。

会社の売上の3割ほどは彼によるものです。
スゴイですよね。

 

 

ただ、、、

社長はその彼に改善余地がある事を
以前から理解していました。

 

 

彼が取ってくる仕事は、
他の人が取ってくる仕事よりも利益率が
低いんです。

彼は相手の言いなりになって注文を取り、
価格交渉できなかったんですよね。

 

 

社長から彼に対し、
以前に何度か利益率改善の話をしました。

 

「はいそうですよね」と彼は返事はするが
一向に改善の余地は見られません。

彼はきっと右から左という感じで聞き流し
だったのでしょう。

 

その後もちょこちょこと利益率の話を
彼にしようとすると、
彼は顔を曇らせました。

 

 

社長お気に入りの従業員。

これ以上言ってヘソ曲げられると困る。

社長は次第にそれ以上言えなくなり、
その後は利益率に関する話をしなくなりました。

 

 

 

 

それから1年半後くらい。

営業マンである彼は「退職します」と
社長に言ってきました。

 

表面的な理由から話してきたそうですが、
いろいろと深く聞いていくと、
退職理由は
「もっと成長したいから」でした。

 

ウラを返せば、
「ここでは自分はもう成長できない」と
感じたとも言えます。

 

 

 

 

社長から彼に対し、
成長余地をしっかり伝えることを
しない様になっていました。

その結果、
ここでは成長を見込めないとなり、退職です。

 

———————————————–

【問題の根源がいつも火種になる】

 

上記の社長さんは、
「伝えるべき事を伝えない様にしたのは
自分であり、それを避けていたのは自分だ」
と言われていました。

 

でも、後悔先に立たずですよね。

 

 

従業員さんは、
常に自分の成長を望んでいます。

成長余地を見出すも見出さないのも、
上長である社長次第です。

 

 

褒めるだけでは続かないんですよね。

 

世の中の社長さんから見ると上記の事例は、
まさに「飼い犬に手を嚙まれる」ですよね。

 

でも、
デッドボールになるかもしれない様な
内角直球のような話し合いの場も定期的に
持たなければなりません。
(モメる事を推奨してる訳ではありません)

 

 

 

 

この社長さんがこの経験後に言われてたのが

「従業員と真剣に向き合えていなかった」
(他にも思い当たる節がある、との事)

という事です。

 

これがこの社長さんにとっての
「問題の火種」だったのでしょう。

 

 

 

 

「問題の火種」とは、
真っ先に取り組まなければいけない事です。

 

にも関わらず、
「他の事」に着手していくことによって
埋め合わせをしようとする。

このパターンは、いわば延命治療であり
根本治療ではありません。

 

 

 

マーケティングやその他ノウハウ的な事を
学ぶ前に、
先に手掛けなければいけない事はないか。

問題の根源に着手しなければ、
あとでとんでもない事になります。

 

 

 

 

・経営者としての考え方
・価格に対する考え方
・お客さんとの関係性
・従業員との関係性

いろんな要素があります。

 

どの要素があなたの頭のなかを
支配しているか分かりませんが、

「避けて通りたい事=問題の根源」

である可能性が高いです。

 

 

上記のような事は表面化される事なく
日々進んでいきます。

でも、表面的な事よりも大きな問題を
ドカンと引き起こしてしまいます。

 

 

 

 

最近は、
従業員さんとのやり取り、
価格の見直し、
ビジネスの方向性に関する相談などが
多くあります。

 

 

「集客」は楽しい行動かもしれませんが、
先に行う事は

「水漏れをふさぐ」
「水漏れを起こしそうなところを未然に防ぐ」
だと僕は思います。

 

ドーパミンが出る様な行動ばかりを
選択していると、未来が見えなくなります。

 

 

 

僕は長く繁栄を目指される社長さんと
お付き合いをしていきたいです。

 

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伴走型コンサルタント 林田康裕

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━━━【この記事を書いた人】━━━
株式会社わだちコンサルティング
代表取締役 林田康裕(はやしだやすひろ)
【業務内容】
・経営者の頭の中の構想を具体化な取り組みに変える支援
→マーケティング
≪LTV(顧客生涯価値)≫に重きを置いた支援を行っています

・経営者の想いを社内に浸透させ、従業員の行動に変える支援
→従業員教育(マネジメント)
を、伴走スタイルでサポート。
(カンタンに言うなら、経営者と従業員のつなぎ役です)

【略歴】
外資系メーカーにて約10年勤務。
東京本社にて営業チームのマネジメントおよび戦略策定を行うなかで、部下が自発的に動き出すための関わり方を学ぶ。
コンサルティング支援においては、クライアント本人が気づいていない潜在的欲求を引き出し、クライアントのビジョン/ミッション実現のための支援を行う。
関西外国語大学外国語学部英米語学科卒業。

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・タスクの進捗管理(PDCAサポート)
・ビジネスモデルの最適化(マーケティング)
・主体的に動く従業員の教育支援
・企業研修(傾聴/マーケティング/従業員教育)
・会議などのファシリテーション
・従業員との1対1面談の支援
・上記の代行/協働サポート


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