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今のリソース(資源)だけで成果が飛躍。
あなたが主役として活躍し続ける伴走型の
コンサルタント
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わだちコンサルティングの林田です。
面白いたとえ話が本に出てました。
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けわしい山の中を、
山伏と一休さんが歩いてました。
山伏さんは、念を唱える事によって
不思議なチカラを発揮できる方です。
目の前から野良犬がやってきました。
今にも噛みついてきそうな勢いで、
ワンワン吠えまくっていました。
山伏は、
「拙僧の法力であの犬を黙らせてみる」
と言い、念力みたいな法力を使い、
「おんあびらけんうん・・・」
(呪文のつもり)
と唱えました。
すると、、、
犬は余計に怪しがり、さらに吠えました。
それを見ていた一休さんは、
「では私があの犬を黙らせましょう」
と言いました。
一休さんは何をしたかというと、、、
犬におにぎりを差し出しました。
そして犬は夢中でおにぎりに飛びつき、
尻尾を振りながら食べて黙りました。
おしまい。
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山伏は、普段人と接する機会があまりなく、
「自分の能力を誰かに見せつけたい」
と強く思っていました。
ある意味、自分を誇示したいという欲求も
あったのかもしれません。
なので何か事あるごとに、
自分の持っている武器を使おうと考えてました。
これはよくある専門家あるあるなのかも
しれません。
自分の持っている武器で何とか解決しようと
する考えです。
でも一休さんは自分のエゴを押し殺し、
「もっとも解決につながる方法」
を選択しました。
本当はトンチを使いたかったはず。
でも、最短最速の解決法は?と考えた結果、
おにぎり作戦を実行しました。
誰でもできる作戦ですよね。
おにぎりさえあれば。
専門家って、
自分の得意分野に無理やり引き込もうと
しがちです。
「●●で悩んでいるんです」
と言われると、
「ウチが持っている●●で解決できますよ」
と言った感じです。
解決できる方法の1つという意味では
間違った選択ではないとは思います。
でも、その選択肢が最適解なのかどうか?
これを軸に考える事が何より大切だと思います。
たとえばですが、
自己肯定感が高くない状態であれば
過剰に自分のチカラを見せつけようと
考えてしまいます。
その結果、自分の得意分野にムリに引き込もうと
してしまう事も起こります。
目の前のお客さん/クライアントさんは
何を望んでいるのだろうか?
お客さんの事が中心でなければなりません。
自分が主役になろうとすると、
(意外と気付かないけどそうなってる事も…)
「そもそも」から考える事が難しくなります。
お客さんは私たちの武器を欲しているのではなく、
求めている未来に行きたいだけです。
おにぎりを差し出すか(best解決策)、
自分の専門分野に半ば強引に持っていくか。
(better解決策)
そんな事を上記のお話で感じました。
半ば強引に持っていかれるお客さん経験が
あるなら、その不甲斐なは分かりますよね。
とある社長さんが、
「それならウチを使わなくてもいいですよ」
「ネットで有名な●●を使う方が断然安いですし」
とお客さんに伝えたら、
「そんな事まで教えてもらえるのなら
高くてもいいから御社にお願いしたい」
「他にも相談したい事もあるので」
と買ってくれたというお話をしてました。
プロセスも含めてお客さんにとって
最適解をご提示できる自分でいたいですね。
武器を過剰に前面的に出すことが
良いという訳ではないですね。
というお話でした。