あなたの自己変容を支援する
伴走型コンサルタント
わだちコンサルティングの林田です。

先週、ある国内メーカーさんに
研修を行わせていただきました。

最近はフツーにリアルで行えるのに、
オンライン主体になりましたね。

おかげさまで、和歌山にいながら
東京のメーカーさんと研修を行う事が
できました。

特に僕がこの研修で掘り下げたのが、
『姿勢』について。

ちなみに、営業の研修です。

姿勢って、どう言語化できますかね？

多くの人は、
・属人的だよね
・感覚的なものじゃないか
そう感じるのではないでしょうか。

でも、この様に思ってしまうのは、
「姿勢」を細分化した言語化まで
できていないだけだと思います。

結果的には、

「姿勢がもっとも欠けている事だと
　理解できた」

「なぜこれらが欠けているのか、
　それがハッキリわかった」

「自分のどこに上手くいかない原因が
　あるのか明確に分かったので、
　今後鍛えるべき事が見えた」

こんなご感想を頂きました。

言語化力って、『掘り下げ力』だと
僕は思います。

そしてそれは知識量の問題では
ありません。

どれだけ深く、
自分の考えを掘り下げられるか。

僕はそこに尽きると思っています。

たとえば今回扱った『姿勢』。

・もっと前向きに
・もっと相手目線で
・もっと誠実に

こうした言葉は、
一見もっともらしいですが、
実はほとんど何も明確になりません。

だから、行動も変わらないのです。

一方で、
「姿勢」を細かく分解していくと、

・相手の話を、どこまで理解しようと
　しているか

・自分の正解を、
　どれだけ脇に置けているか

・売る前に、どこまで相手の背景を
　見ようとしているか

といったように、
具体的な問いに変わっていきます。

すると、
・自分はここが浅かった
・ここは出来ていた
・ここが一番ズレていた
と、自分の現在地がハッキリ見えてくる。

これが、
『自分の考え方を深める』
ということだと思うんです。

感想が、
『なるほど』で終わらず、
『ああ、だからか』
『ここを変えればいいのか』
に変わる瞬間。

多くの人は、
考え方を変えようとすると、
・新しい考え方を学ぼう
・正しい答えを知ろう
とします。

でも実際は逆で、
自分がすでに持っている考えを、
どこまで掘り下げられるか。

ここに差が出ます。

今回の研修でも、
参加者の気づきというのは、
新しい知識を得たからではありません。

・自分は何を前提に考えていたのか
・なぜ、そう行動していたのか

ここを言語化できたからです。

言語化力は、
インプットだけで鍛えられるものでは
ないと僕は思います。

自らと向き合う機会をいかに取るか。
これに尽きます。

と言うことを、
書籍の執筆で強く感じました。

いかに、

・誰でもわかる言葉に転換できるか
（小学生でもわかるような言葉で）

・多くの人が共感できるストーリーで
　語れるか
（例えば、な話なども共感をうめる）

ができるか。

・難しい言葉

・自分しか分からない言葉でしか
　語れない

・共感が得られないメッセージ

これらの言葉は、
さらなる掘り下げをしていくだけで
まわりの方の反応も変わりますし、

これをする事で自分の考え方を
深めることができます。

人を動かすには、
「人を動かす方法」以前に、
「自分の考え方を深めること」だと
他者支援の仕事をしていて、
強く感じています。