あなたの自己変容を支援する
伴走型コンサルタント
わだちコンサルティングの林田です。

　
『我を通す』という言葉を聞くと、
どこか
・ガンコ
・自分勝手
・周囲の意見を聞かない
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。

でも、
わたしはまったく逆だと思っています。

本当に我を通せる人ほど、
実はとても冷静で、
自分との距離の取り方がうまいものです。

　
では、
我を通すために必要なことは何か。

特別な才能や、
強い意志の力ではありません。

大切なのは、
次の３つだと私は考えます。

・『自分』という存在に深入りしすぎない
・自分を客観視する機会を持つ
・自分の考えを整理する機会を持つ

よくあるのが、
～～～～～～～～～～～～～～～
『自分で考えたいんです』
～～～～～～～～～～～～～～～
という言葉です。

この言葉自体は、
とても主体的で、立派に聞こえます。

ただ、実際に話を聞いていくと、
多くの場合、
『自分で考えている』のではありません。

自分の感情や思考の中に、
どんどん入り込んでいって、
抜け道が分からなくなっているだけ。

言い換えるなら、
『考えている』のではなく、
『自分の中にハマっている』状態です。

本当に考えている時というのは、
一歩引いて、
自分を外から眺めています。

・今、自分は何に反応しているのか
・何を守ろうとしているのか
・どこにこだわり過ぎているのか

こうした問いを持てる時、
はじめて思考は整理されます。

我を通せない人ほど、
『自分』に真剣すぎます。

逆に、
我を通せる人ほど、
『自分』を扱うのが上手です。

真剣だけれど、
深刻になりすぎない。

大切にしているけれど、
執着しすぎない。

　
我を通すとは、
声を大きくすることでも、
意見を押し通すことでもありません。

自分の考えを、
自分で一度、外に出し、整理し、
冷静に選び直すこと。

そのプロセスを持っている人だけが、
結果として、
自然に我を通せるのだと思います。

『自分で考えたい』
そう思った時ほど、
自分ひとりで抱え込まない。

それが、我を通すための
一番の近道なのかもしれませんね。

　
自分らしく我を通している人ほど、
「自分の今」を外から眺める、
そんな時間を意図的に持っているものです。