あなたの自己変容を支援する
伴走型コンサルタント
わだちコンサルティングの林田です。

最近、年配の経営者さんと話す機会が
また一段と増えてきました。

そして、
その中で改めて思うことがあります。

ビジネスを「細らせる人」と
ビジネスを「広げ続ける人」。

この２つの差は、
スキルでも経験でもありません。

いわゆる「あり方」の差です。

ビジネスを伸ばし続ける人の共通点は、
ひと言で言うなら、
『明るく、やわらかい』
ということです。

あえて少し砕けた表現をするなら、
『いい意味で、抜け感がある』
と言えます。

話していて適度なユーモアもあり、
しかも素直さを持ち合わせておられるので、
僕もついお話に引き込まれてしまいます。

「自分はまだ出来上がっていない」
ということを口ではなく、
行動で示しているんですね。

・人の話を素直に聴く
・新しい考え方を拒まずに取り入れる
・自分の正しさに固執しない

この「柔らかさ」こそが、
経営の寿命を延ばしていると感じます。

一方で、
「数年前と変わっていないな…」
と感じる方も一定数おられます。

特徴としては、
・ガンコ
・自分の信念こそ正しい
・自信のオーバーヒート
・自分に都合のいい情報だけ集める
こんな状態です。

～～～～～～～～～～～～～～～～～
愚者は経験に学び、
賢者は歴史から学ぶ
（オットー・フォン・ビスマルク）
～～～～～～～～～～～～～～～～～

僕自身、昔からガンコなタイプなので
この言葉は何度読んでも刺さります。

『いままでの自分』で戦おうとする限り、
いま以上の成果は出ない。

逆に言えば、
いまの自分が変われば、
今以上の成果は出せるという事でもあります。

最近よく頂くご相談として、

『これまでのやり方で成果が
　出なくなってきた』

というものがあります。

この時に、
「じゃあ、どうしよう？」と考えるのか、
「どこに問題があるのか？」と考えるのか。

この２つは、同じように見えますが、
まったく違う答えに向かいます。

成果を変えるには、
『考え方』を変える必要があります。

成果を変えられる人は、
・小さく
・着実に
・継続する
と、遠回りに見えて確実な道を選びます。

反対に、成果が変わらない人は、
・一発逆転
・手っ取り早いコツ
・魔法のテクニック
こうした『都合のいいショートカット』を
求め続けます。

そして、こうした思考こそが、
先細りになる人の特徴です。

先細りになる人をさらに言い換えるなら、

・変化を「否定」ではなく「先送り」する
・過去の成功に「説明責任」を持ってしまう
・情報は取りに行くが、自分には当てはめない

こういった傾向が見られます。

結局のところ、
成果を生むのは才能ではありません。

『自分を律する環境を持てるかどうか』
ここにすべてが集約されます。

継続力とは『意志』ではなく、
『環境』で作るものだと確信しています。

どんな社長でも、
意志が永遠に働く事はありません。
意志のチカラには限界があります。

でも『環境』は、私たちを裏切りません。

『自分を知る』
『今の自分を受け入れる』。

これが、変化の最初の一歩だと僕は思います。