あなたを伴走支援するコンサルタント
わだちコンサルティングの林田です。

「指示待ち従業員ばかりだ」とか、
「指示した事さえもキチンとしない」とか。

僕が従業員教育のサポートに入る前の
お悩みとしてよく言われることです。

自主的、いわゆる主体的に動く/考える事を
上に立つ人は望んでいるでしょう。

でも、なかなかそうはならない。

原因を考えていくと、
実はとてもシンプルな事がほとんどです。

ある会社に行き、
社長と従業員の会話を聴いていました。

社長は従業員に指示をしていました。

そしてその従業員は、
「あいづち以外の発言は全くない」
状況で、ひたすら社長の話を聞いてました。

これが、主体性を発揮させない関わり方です。

よく分からないかもしれませんので
もう少し具体的に解説します。

上記の従業員の方は、
自らの意思で発言した回数は「０」。

これが大問題だという事です。

主体性を伸ばしたいのであれば、
主体的に発言してもらう機会を設けないと
いけません。

にもかかわらず、
「Ａさんは分かっていないから」と、
１から１００まで全てこちらが指示。

しかも、途中で理解度を確認することなく。

もしあなたがこんな風な対応をされたら、
どんな感覚になるでしょうか。

たぶんですが「あー、しんど・・・」と
なるのではないでしょうか。

従業員が主体的にならない理由は、
私たち自身の関わり方に原因がある。

というケースが９分９厘です。

誰でも、自分が生きていくために色々と
考えているのです。

でも、「なにも考えていない」と決めつけ、
かつ、「聴くより伝える方が手っ取り早い」
と考えているから、

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短期的にラクな選択をしているから、
長期的にしんどくなる
（長期的に人が育たないという意味）
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
という事です。

「Ａさんの話を聞く意味はない」
と思う事があるかもしれませんが、
その「意味」は自分自身のみに対する意味です。

Ａさんにはとても意義があるのです。

そして、拙書「人を動かす傾聴力」
でも触れているとおり、
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「言葉は発した本人にもっとも作用する」
～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
という作用が発生します。

「うちの従業員は・・・」と考えるよりも、
まずは自分の振る舞いを見つめなおす。

「Ａさん（他人）に原因がある」
という考えは、他者依存と言えます。

上長が他者依存状態であれば、
彼らも他者依存になって当たり前です。

カガミの法則そのものですね。

Ａさんをコントロールするのではなく、
Ａさんの主体性を発揮するための支援をし
Ａさんに自らの可能性を見出してもらう。

他者支援は、自分の可能性だけじゃなく
他者の可能性を見出すこともできるので、
それが上手く行き始めたらとっても
楽しくなります。

他人のせいという考えは捨てて、
自分にすべての原因があると考えると、
目の前の景色の見え方が変わると思います。